アニマツリーや瞑想については、DLCということもあってよく分からないことが多々あるので、自分なりに検証した結果を載せておこうと思います。
目次
基本情報
瞑想のフォーカスタイプ | 自然 |
瞑想時のサイフォーカスボーナス | 初期値28%/日(最大値36%) |
本日の総瞑想時間のリセット時刻 | 毎日AM00:00にリセットされる |
●瞑想のフォーカスタイプが「自然」のため、フォーカスタイプが「自然」でない入植者は、アニマツリーを対象に瞑想できないしサイリンク形成も行えないので注意。
●生まれが部族ならフォーカスタイプが「自然」であることが多い。ただし正確には略歴の幼年期(捨てられた子供や隠遁児など)で決まるため、まれに部族なのに「自然」じゃないケースがあるので注意。
例えば画像のように、部族の名前はカタカナで、かつ生き物の名前であることが多い(イグアナやタカなど)ため、名前が「Huntsman」などの英語表記になっている入植者はフォーカスタイプに注意。
●アニマツリーはマップ上に1つしか存在せず、植え替えなどで場所を移動することはできない。
●アニマツリーは燃えることはないが、伐採などで破壊された場合はサイキックスクリームが放たれ、「アニマの叫び -6」という心情デバフが5日間継続する。このデバフはフォーカスタイプ「自然」に関係なくすべての人間に影響する。
●破壊されたアニマツリーを復活させる手段はない。
人工建築物の影響
緑の範囲 | 縦横10マス 斜め8マス |
赤の範囲 | 縦横35マス 斜め25マス |
●緑の範囲=試した限りでは、アニマの秘石(アニムスストーン)や自然聖堂をこの範囲内に置けばボーナスとしてカウントされる範囲を示している。この範囲外これらを設置してもボーナスにならない。
例えば「大きな自然聖堂」は大きさが9マスあるが、この9マスのうち1マスでもこの範囲に入っていればボーナスとしてカウントされる。カウントされていれば緑色の直線がアニマツリーとつながって表示される。
●赤の範囲=人工建築物がアニマツリー瞑想にマイナスの影響を及ぼす範囲を示している。
●マップにもともと配置されている廃墟や太古の脅威、古代の残骸は「人工建築物」としてカウントされない。(「領有を主張」した場合は人工建築物としてカウントされるようになる)
●赤の範囲内でのアニマツリーと人工建築物との距離による影響度の違いはない。
●人工建築物1つあたりの占有マス数は関係ない。例えばデカいテーブルを置こうが、ハイテク研究卓を置こうが「人工建築物1個」としてカウントされる。カウントされていれば赤色の直線がアニマツリーとつながって表示される。線が1本なら影響も1個分。
サイフォーカスボーナス
●サイフォーカスボーナス=瞑想時のサイフォーカス(念集中量)上昇量に掛けられる割合のこと。このボーナス数値が高いほどサイフォーカスが速く上昇する。
●赤の範囲内での人工建築物の個数による影響度の違いは下記。
人工建築物の個数 | 瞑想時のサイフォーカスボーナス | 人工建築物の個数 | 瞑想時のサイフォーカスボーナス |
---|---|---|---|
0 | 28%/日 | 23 | 8%/日 |
1 | 26%/日 | 24 | 7%/日 |
2 | 25%/日 | 25 | 7%/日 |
3 | 23%/日 | 26 | 7%/日 |
4 | 22%/日 | 27 | 7%/日 |
5 | 20%/日 | 28 | 6%/日 |
6 | 19%/日 | 29 | 6%/日 |
7 | 17%/日 | 30 | 6%/日 |
8 | 16%/日 | 31 | 5%/日 |
9 | 14%/日 | 32 | 5%/日 |
10 | 13%/日 | 33 | 4%/日 |
11 | 13%/日 | 34 | 4%/日 |
12 | 12%/日 | 35 | 4%/日 |
13 | 12%/日 | 36 | 3%/日 |
14 | 12%/日 | 37 | 3%/日 |
15 | 11%/日 | 38 | 2%/日 |
16 | 11%/日 | 39 | 2%/日 |
17 | 10%/日 | 40 | 2%/日 |
18 | 10%/日 | 41 | 1%/日 |
19 | 10%/日 | 42 | 1%/日 |
20 | 9%/日 | 43 | 1%/日 |
21 | 9%/日 | 44 | 0%/日 |
22 | 8%/日 | - | - |
●サイフォーカスボーナスは0%/日が下限値で、人工建造物44個以上は下がらない。
●サイフォーカスボーナスはアニマツリーの緑の範囲内に自然聖堂やアニマの秘石を設置することで最大36%まで上げることができる。この2種類あわせて4つまでが設置によってボーナス追加される。
・アニマの秘石=+2%
・自然聖堂=+1%
例えばアニマの秘石4つ、自然聖堂4つがあった場合、ボーナス値が大きいアニマの秘石を優先的にカウントする。
※ただしアニマの秘石はボーナス初期値34%、最大42%まで上昇する。大きな自然聖堂も最大38%まで上昇するため、アニマツリーは序盤重宝するがボーナス最大値の点では弱い。
アニマ草の生えやすさ
●サイリンクを形成するためにはアニマ草を20本消費するため、少なくとも20本まで生えさせることが必要になる。
●注意したいのは、「瞑想時のサイフォーカスボーナス」増減値とアニマ草が生えるまでの速度(進行度)は全く別モノということ。
●人工建築物が影響している状態でアニマツリーの概要欄を見ると、「瞑想による植物の成長率増減量」という項目が追加されているが、実質的にこれがアニマ草が生えるまでの速度(進行度)に影響する数値と思われる。
●赤の範囲内での人工建築物の個数による影響度の違いは下記。
人工建築物の個数 | 瞑想による植物の成長率増減量 | 人工建築物の個数 | 瞑想による植物の成長率増減量 |
---|---|---|---|
0 | 0% | 25 | -21% (-1%) |
1 | -1.6% (-1.6%) | 26 | -21% (0%) |
2 | -3.2% (-1.6%) | 27 | -21% (0%) |
3 | -4.8% (-1.6%) | 28 | -22% (-1%) |
4 | -6.4% (-1.6%) | 29 | -22% (0%) |
5 | -8% (-1.6%) | 30 | -22% (0%) |
6 | -9.4% (-1.4%) | 31 | -23% (-1%) |
7 | -11% (-1.6%) | 32 | -23% (0%) |
8 | -12% (-1%) | 33 | -24% (-1%) |
9 | -14% (-2%) | 34 | -24% (0%) |
10 | -15% (-1%) | 35 | -24% (0%) |
11 | -15% (0%) | 36 | -25% (-1%) |
12 | -16% (-1%) | 37 | -25% (0%) |
13 | -16% (0%) | 38 | -26% (-1%) |
14 | -16% (0%) | 49 | -26% (0%) |
15 | -17% (-1%) | 40 | -26% (0%) |
16 | -17% (0%) | 41 | -27% (-1%) |
17 | -18% (-1%) | 42 | -27% (0%) |
18 | -18% (0%) | 43 | -27% (0%) |
19 | -18% (0%) | 44 | -28% (-1%) |
20 | -19% (-1%) | 45 | -28% (0%) |
21 | -19% (0%) | 46 | -28% (0%) |
22 | -20% (-1%) | 47 | -29% (-1%) |
23 | -20% (0%) | 48 | -29% (0%) |
24 | -20% (0%) | 49 | -30% (-1%) |
●成長率増減量は-30%が下限値で、人工建造物49個以上は下がらない。
●検証したところ、アニマツリー本体の成長度や成長速度はアニマ草進行度と関係なかった。
総瞑想時間とアニマ草進行度
●成長率増減量0%(人工物0個)=6時間でアニマ草1本=1時間あたりの進行度約16.67%
●成長率増減量-30%(人口建築物49個以上)=6時間でアニマ草進行度70%=1時間あたりの進行度約11.67%
●進行度乗数=アニマ草進行度に掛けられる割合のこと。進行度乗数が減るほど、アニマ草進行度も遅くなる。
瞑想による植物の成長率増減量0%(人工建築物なし)
本日の総瞑想時間 ( 瞑想時間×アニマツリーを対象に瞑想している人数 ) | 進行度乗数 | 総瞑想時間1時間あたりのアニマ草進行度 |
---|---|---|
0~12時間 | 100% | 約16.67%(6時間でアニマ草1本) |
12時間~24時間 | 50% | 約8.34%(12時間でアニマ草1本) |
24時間~48時間 | 25% | 約4.17%(24時間でアニマ草1本) |
48時間以降 | 15% | 約2.5%(40時間でアニマ草1本) |
瞑想による植物の成長率増減量-30%(人工建築物49個以上)
本日の総瞑想時間 ( 瞑想時間×アニマツリーを対象に瞑想している人数 ) | 進行度乗数 | 総瞑想時間1時間あたりのアニマ草進行度 |
---|---|---|
0~12時間 | 100% | 約11.67%(8.57時間でアニマ草1本) |
12時間~24時間 | 50% | 約5.84%(17.13時間でアニマ草1本) |
24時間~48時間 | 25% | 約2.92%(34.25時間でアニマ草1本) |
48時間以降 | 15% | 約1.75%(57.15時間でアニマ草1本) |
●進行度乗数100%時のアニマ草進行度を比較すると、成長率増減量0%と-30%では約2.5時間の差がある。アニマ草を20本生やすまでには単純計算でも約50時間の差が生まれることになる。進行度乗数が減った状態ならさらに差が開く。
●重要なのは、アニマツリーを生やすのに必要なのは「総瞑想時間」という点。
例えば、進行度乗数100%の状態で5人で瞑想するのと、進行度乗数50%の状態で10人で瞑想するのでは、一人当たりの必要な瞑想時間は同じになる。瞑想する人数が多いほど瞑想時間を短縮しつつアニマ草をより早く生やすことができる。
人工建築物として影響を及ぼさないもの
・農地含むゾーン全般
・屋根(ゾーン扱い?)
・フローリングやタイルなどの床
・橋
・墓(棺桶はNG)
・寝床(寝袋やベッドはNG)
・キャラバンスポットや工芸作業場などの場所
・輪投げピン、フープストーン
・焚き火、トーチランプ、ダークトーチ
・自然聖堂、アニマの秘石
・持ち運べるアイテム(建築物ではない)
・マップ生成時にもとから存在する廃墟、太古の脅威、古代の残骸
※ただし「領有を主張」すると人工建築物としてカウントされるので注意
その他の要素(Tips)
●アニマツリーを壁で囲ってもアニマツリーを対象に瞑想することができる。
●アニマ草が生えるはずのスペースが建築物などで埋まっているとアニマ草は生えない。
●アニマツリー上に屋根ゾーンを指定すると、屋根を付けるために伐採してしまうので注意。
根っこの1マス分だけ天井を開けておけばOK。
●木の伐採指示の際に、うっかり選択範囲内にアニマツリーを入れないよう注意。
※1.3.3117から、アニマツリーが矩形選択による一括伐採指令の対象外になり、もしアニマツリーを伐採指定した場合は警告が通知されるようになった。
●アニマツリーで瞑想する人たちのスペース周辺にユリ、バラ、タンポポなどの花を植えておくと周囲の美しさが上がるので、人工建築物の影響を与えずに心情を上げることができる。
●近くにテーブルと椅子がないと入植者たちはその場で食事するので「地べたで食事した -3」デバフが付く。設置するなら人工建築物の影響とのトレードオフになる。
●クエストなどで一時的にコロニーへ参加してくる他派閥の人間や、奴隷などにも瞑想させることができる。(フォーカスタイプ「自然」が必要)
リンクの儀式
サイリンクを形成したい入植者を選択した状態でアニマツリーを右クリックすると、「リンクの儀式を開始」という選択肢が出てくるので、クリックすると上の画像のような画面が表示される。
この画面で、再度リンクしている人を指定し直したり、儀式の参加者を選ぶことができる。
●参加者が多いほど儀式の品質が上がる。品質の上昇に応じて儀式の終わりに再び生えるアニマ草の本数が最大8本まで増えるほか、儀式にかかる時間も最大2時間にまで短縮される。
品質の上限は100%で、参加者合計8人以上は変化しない。
●特にアニマ草が即座に8本まで生える特典が強力。
これを繰り返せば、最初の儀式に使う20本を生やした後は、毎回12本生やせばいいだけなので、儀式に参加できる人間はリンクする本人含めて最低でも8人確保しておきたい。
●この儀式は瞑想と同じように、クエストなどで一時的にコロニーへ参加してくる他派閥の人間や、奴隷なども参加させることができる。(フォーカスタイプ「自然」が必要)
●リンクしている本人が精神崩壊などで離脱すると儀式は強制的に中断する。
他の参加者が離脱しても品質が下がるだけで中断はしない。
サイリンク形成のための立ち回り
パターン1:アニマツリー外型
サイリンク形成をいち早く優先するパターン。
襲撃や精神崩壊などのヤバいトラブルはいつ来るかわからない。超能力はそうした緊急時の対応力を高められるほか、囚人を勧誘しやすくするなどコロニー運営を有利に進めることもできる。
超能力については下記のページで詳しく解説している。
人工建築物の影響がない赤枠ギリギリ外の場所に拠点を作り、アニマツリーとの間のスペースは農地や墓を作って有効活用する。
通常の入植者(運動能力100%で問題なし)は明るさ100%の昼間で移動速度4.60セル/秒なので、土(移動速度87%)の上なら1時間で約50セル(マス)移動できる。床は人工建築物としてカウントされないので、床タイルを張ればさらに早く移動できる。
※この時、床や農地でアニマ草が生えるためのスペースを潰さないようにする。アニマ草はアニマツリーのすぐ近くから順に生えてくるため、潰した状態だと永久にアニマ草が増えない。
Rimworldは縦横よりも斜めのほうがマス数が少ないため早く移動できる。(アニマツリーの赤枠は縦横35マスに対して斜め25マス)
床はコンクリート打ちっ放しがコスト安い・早く作れる・燃えないので便利。移動だけで長く滞在するわけではないので美しさ-1はあまりデメリットにならない。
瞑想は昼間の明るい時間帯に行う。暗くなると移動速度が遅くなるし、心情に「暗闇」のデバフがかかる。ただしトーチは建築物にカウントされないので、コストはかかるが設置するのも手。
瞑想場の周りにユリなどを植えればある程度の美しさを上げることができる。
※ただしこの時も、アニマ草が生えるはずの場所まで花植えゾーンにしてしまうと、アニマ草が生えた途端に刈り取って花に植え替えてしまうので注意。
アニマツリーから周囲2マスは土のまま手を付けないのがベスト。
瞑想場はすぐ近くでもOK。ただの「場」なのでアニマ草が生える邪魔にはならない。
周辺をコロニーゾーン指定すれば入植者が清掃するようになるのである程度の清潔度を保てる。
パターン2:アニマツリー内型
コロニー運営の安定を優先するパターン。
アニマツリーをコロニーのすぐ近くまたは内側に入れてしまえば移動がほぼなくなるため、急な襲撃時も統率が取りやすくなり、周囲環境の清潔さ・美しさ・明るさを上げることもついでに可能なため心情を維持しやすい。テーブルを近くに置けば「地べたで食事した」の心情マイナスも避けられる。
ただしアニマ草が生えるまでの時間はガクッと遅くなるため、サイリンク形成までかなり時間がかかる。サイフォーカスボーナスもなくなるため、フォーカスタイプ「自然」しかない入植者は超能力を使用するためのサイフォーカス回復にも時間がかかることになる。