Diablo3が発売してから10年以上が経過したDiablo4は、当然ながら様々な点で進化しています。
Diabloシリーズ未経験の方などにとって、Diablo4と前作Diablo3の違いがよくわかるよう記事にまとめました。
オープンβをプレイしてみて、既にDiablo3とは大きく異なる体験になることが予想されます。
ワールド
Diablo4 | オープンワールド |
Diablo3 | エリア制 |
D3では異なるエリアやアクティビティをプレイする毎にテレポートしなければなりませんでした。
基本的には常に1人プレイで、他のプレイヤーと交流するには必ず招待をやり取りする必要があります。
D4はオープンワールドであり、フィールドをシームレスに探索できます。
ダンジョンや特定のアクティビティ開始以外、エリアの切り替えは基本的にありません。
またMMO的でもあり、フィールド上やアクティビティなどで野良の他プレイヤーと自動的にマッチングし、交流することができます。
グラフィック
Diablo4 | 暗い・陰鬱・リアル調 |
Diablo3 | 明るい・ポップ・アニメ調 |
これはゲームプレイに関するものではなく、ゲームの全体的な美学についてです。
D3は、暗くホラーテイストでリアル調の質感だった前作D2と打って変わって、アニメ調で明るすぎると賛否両論ありました。
D4ではそれを踏襲し、評判が良かったD2のように陰惨で恐ろしい雰囲気になりました。
操作感
Diablo4 | 重厚感・手応えのあるSE |
Diablo3 | スピーディ・激しいエフェクト |
D3はカジュアル色が強く、ハイスピードでサクサク、派手なエフェクトばんばん、というお祭り感がありました。
D4はD2の頃のような世界観に立ち返り、テンポが少し遅めで重みのある感覚を味わえます。
かといってD2ほど遅いわけでもなく、D2とD3のいいとこどりを意識した作りになっているようです。
ビルド
Diablo4 | リスペックコストあり・スキル制限あり |
Diablo3 | リスペックコストなし・スキル制限なし |
D3のビルドは、1度獲得したスキルはすべて、いつでもコスト無しにカスタマイズできます。
また、アクティブやパッシブの順序に関わらずスキルを割り当てて使用できます。
D4ではD2のようにスキルツリーがあり、スキルポイントを使用してツリー状にスキルを解除していきます。
スキルを振り直す場合は、スキルポイントの払い戻し費用にゴールドがかかります。
またスキルツリーという性質上、ツリー内で解除したスキルしか使用できないため、ビルド構築をより綿密に計画する必要があります。
ドロップ率
Diablo4 | ドロップ率が低い |
Diablo3 | ドロップ率が高い |
D3では高レベルのGRを完了すると、毎回多くのレジェンダリーと少数のセットを手に入れることができました。
D4ではD3よりもドロップ率が低くなり、レアアイテムを見つけるのも実際にレアで、レジェンダリーなどの上位レアを見つけるのは非常に困難になると思われます。
オープンβではテストの一環としてドロップ率が意図的に上げられており、製品版では本来のドロップ率になる(低くなる)との公式アナウンスがありました。
レベリング
Diablo4 | レベルスケーリングあり |
Diablo3 | レベルスケーリングなし |
D3ではエリア制のため、エリア毎に難易度が固定されていました。
そのため、極端に言えばレベル100の状態でもレベル1の難易度でプレイすることができました。
D4ではレベルスケーリングがあります。自分のレベルが上がれば、それに合わせて周囲の敵のレベルも上がります。
オープンワールドのため、難易度的には4つのワールドティアで分けられています。
ですがたとえレベル100になっても、新しいキャラクターを作成しない限り、レベル1の敵たちを倒せるような環境には戻れないと思われます。
パラゴン
Diablo4 | パラゴンボードによるビルド幅あり |
Diablo3 | パラゴンポイントによるステータスUPのみ |
D3ではパラゴンは、筋力UPや移動速度UPなど、ビルド構築にとって深みが生まれないようなスペックにポイントを置くだけでした。
D4にはパラゴンボードがあり、レア度の高いタイルやグリフ、ソケットといった仕掛けが施されています。
ポイント毎にタイルを進めていくことで、単なるスペックUPだけではなくビルド幅を持たせられる仕組みになっています。
エンドゲーム
Diablo4 | ナイトメアダンジョン・ヘルタイド・囁きの木・ワールドボス討伐・憎しみの地(PvP)など |
Diablo3 | NR・GR |
D3のエンドゲームは主にGRですが、基本的に同じことの繰り返しのため、早い段階で楽しみや新鮮さが薄れてくると感じます。
そしてこれらは発売からしばらくして追加されたコンテンツでした。
D4には発売前で既に複数のエンドゲームコンテンツが発表されており、そのどれもが過去作とは一味違った趣向があります。
パラゴンに到達した後もやることに困らないような沼にハマれるかもしれません。